【男性心理】「俺だって頑張ってる!」と怒る男。その奥にある言えない本音

【男性心理】「俺だって頑張ってる!」と怒る男。その奥にある言えない本音

【男性心理】「俺だって頑張ってる!」と怒る男。その奥にある言えない本音

こんにちは。

突然ですが、パートナーとの間で、こんなことはありませんか?

✔ 気持ちを分かってほしいだけなのに、言い合いになってしまう。

✔ 「もっと話を聞いてほしい」と伝えると、「俺だって頑張ってる!」と言い返される。

✔ 仲直りしたいのに、お互い素直になれない。

 

本当は仲良くしたいだけなのに、なぜか気持ちがすれ違ってしまう。

そんなとき、

「どうして怒るの?」

「私は、気持ちを分かってほしかっただけなのに……」

そう感じることもあるかもしれません。

 

今日は、僕自身の夫婦げんかの体験を通して、男性が、弱音の代わりに怒りを出してしまうことがある理由についてお話しします。

 

「寂しい」「助けてほしい」が言えない男性心理

もちろん、男性みんながそうではありませんし、女性にも当てはまる話です。

ただ、育ってくる中で、

「男なんだから泣くな」

「弱音を吐くな」

「自分でなんとかしろ」

そんな言葉を受け取ってきた男性にとっては、寂しさや不安を見せることが、「弱い自分を見せること」のように感じられる場合があります。

 

「寂しかった」と言うのは怖い。

「助けてほしい」と言うのも、情けない気がする。

その一方で、

「なんで分かってくれないんだ!」

と怒るときには、弱さを見せずに済むように感じることがあるんです。

 

例えば、妻から、

「もっと私の話を聞いてよ」

と言われたとき。

妻は「気持ちを分かってほしい」と伝えたつもりでも、夫は、

「自分はダメな夫だと言われている」

「頑張っているのに、認めてもらえていない」

と受け取ってしまうことがあります。

 

そこで、

「俺だって頑張ってるだろ!」

と言い返してしまう。

その言葉の奥には、

「僕の頑張りも分かってほしい」

「あなたにとって、大切な存在でいたい」

そんな気持ちがあるのかもしれません。

 

相手が伝えたかったことと、自分が受け取った意味が違っている。

そのすれ違いから、けんかになってしまうこともあるんです。

 

怒りは、黙って距離を取る形で表れることも

一方で、怒鳴ったり言い返したりするのではなく、黙り込む、別の部屋にこもる、会話を避けるなど、距離を取る人(回避型)もいます。

その背景には、

「これ以上、責められたくない」

「何を言っても分かってもらえない」

「これ以上話すと、ひどいことを言ってしまいそう」

そんな気持ちがあるのかもしれません。

 

怒りや傷つきを、相手から離れることで表す場合もあるんです。

ただし、黙ることがすべて怒りの表現とは限りません。気持ちを整理する言葉が見つからなかったり、落ち着く時間が必要だったりすることもあります。「黙る人だから回避型」と決めつけることもできません。

 

大切なのは、距離を取ったあとに、話し合いに戻れること。

「今はうまく話せないから、少し落ち着いてから話したい。」

そんな一言があるだけでも、残された相手の受け取り方は変わります。

 

怒りの奥に、言葉にできていない気持ちはありませんか?

怒りも、大切な感情の一つです。

ただ、その背景には、寂しさや悲しさ、不安など、別の気持ちが重なっていることがあります。

そして、その気持ちの奥に、

「分かってほしい」

「助けてほしい」

「大切にしてほしい」

という願いがあることも。

 

でも、自分でもその願いに気づいていないと、相手に届くのは怒りだけになってしまいます。

相手も、責められたと感じて言い返したり、黙り込んだりする。

すると、ますます「分かってもらえない」と感じてしまうんですね。

実は、これは昔の僕自身の話です。

 

僕も「お前が変われ」と思っていました

妻とはもっと仲良くなりたい。

笑って過ごしたい。

幸せな家庭を築きたい。

そんな思いで結婚しました。

 

でも、現実には、ちょっとしたことでお互い不機嫌になる。

話し合おうとしても、最後は言い争い。

「なんで分かってくれないんだ!」

「お前が変われよ!」

そんなふうに思ってしまう日々がありました。

本当に苦しかったです。

 

そんなとき、心理学の師匠に相談すると、こんなことを言われました。

「田村くん。次に奥さんとケンカしたら、怒りを伝えるんじゃなくて、その奥にある本当の気持ちを伝えられるように準備しておきな」

 

正直、そのときは意味が分かりませんでした。

「うまく噛み合わないから怒れてくるだろう。」

そう思っていました。

 

ある夏の夜、怒りの奥にあったもの

ある夏の夜。

また妻と大ゲンカになりました。

感情が爆発して、

「もういい加減にしろーー!!」

そう怒鳴ったあと、師匠の言葉が頭に浮かびました。

「怒りの奥にある本当の気持ちを伝えてごらん。」

 

そこで初めて、自分に問いかけたんです。何度も何度も。

「本当は、何を感じているんだろう。」

すると、自分でも驚くような言葉が出てきました。

「本当はケンカなんてしたくない。」

「本当は一緒に笑って過ごしたい。」

「本当は、あなたと幸せになりたい。」

その瞬間、涙が出そうになりました。

 

僕はずっと、妻に不満があるから責めているのだと思っていました。

でも、それだけではありませんでした。

「こんな夫婦関係になってしまったのは、自分のせいなんじゃないか。」

そんなふうに、自分自身を責めている気持ちもあったんです。

 

その苦しさを一人では抱えきれなくなって、妻にぶつけていたのだと思います。

「お前が変われ。」

そう言いながら、本当は、

「僕も苦しい。この気持ちを分かってほしい。」

そんな思いを抱えていたのかもしれません。

 

勇気を出して、本音を伝えてみました

その夜、僕は妻に伝えました。

「本当はケンカしたいんじゃない。

あなたと一緒に笑って過ごしたい。

幸せな家庭を築きたい。」

 

すると……。

ドラマみたいな展開にはなりませんでした(笑)。

部屋には変な静けさが流れ、

「今日はもう寝よう。」

そう言って、お互い横になりました。

 

翌朝。

「何か変わったかな。」

そう思って妻を見ると……。

相変わらず不機嫌でした(笑)。

「やっぱり何も変わらないか。」

そう思いました。

 

でも、一つだけ変わっていたことがありました。

それまで僕が何度お願いしても動かなかった家の用事を、妻が何も言わずに手伝ってくれるようになったんです。

その姿を見たとき、

「言葉では何も言わなかったけど、本音は伝わっていたのかもしれない。」

そう思いました。

 

妻がどう感じたのかは、妻にしか分かりません。

それでも僕にとっては、相手を責める言葉ではなく、自分の願いを伝えることの意味を感じた出来事でした。

 

女性だけが、男性の本音を察しなくていい

ここで、一つ大切にしたいことがあります。

男性の怒りの背景に、寂しさや不安があるとしても、怒鳴ったり、相手を傷つけたりしていいわけではありません。

 

そして、

「本当は寂しいんだから、私が分かってあげなきゃ」

と、女性だけが頑張る必要もありません。

 

男性自身も、

「自分は何に傷ついたんだろう」

「本当は、何を伝えたかったんだろう」

と、自分の気持ちに気づき、言葉にしていくことが大切です。

 

分かってほしい気持ちを、相手に届く形で伝える。

僕自身も、まだ練習の途中です。

 

まずは、自分に三つの質問を

もし今、大切な人との関係でモヤモヤしているなら、少し落ち着ける時間に、自分に問いかけてみてください。

 

本当は、何が悲しかったんだろう?

話を最後まで聞いてもらえなかったこと。

頑張っていることに気づいてもらえなかったこと。

怒りだけを見ていたときには分からなかった気持ちが、見つかるかもしれません。

 

本当は、何を分かってほしかったんだろう?

「僕も余裕がなかった。」

「私も、一人で抱えていて寂しかった。」

まずは、自分の中で言葉にするだけでも大丈夫です。

 

その気持ちを、どんなお願いにできるだろう?

例えば、

「なんで全然話を聞いてくれないの!」

の代わりに、

「今日は少しつらいことがあって。10分だけ、話を聞いてもらえる?」

 

「俺だって頑張ってるだろ!」

の代わりに、

「うまくできていないこともあるけど、自分なりに頑張っていることも分かってもらえたら嬉しい。」

 

すぐにうまく言えなくても大丈夫です。

感情が強いときは、いったん時間を置いて、落ち着いてから伝えてもいいんです。

 

大切な人と、どうなりたいですか?

今日、僕が一番お伝えしたかったこと。

それは、

怒りをぶつけ合っているときには届かなかった気持ちが、素直な言葉にすることで届く場合がある。

ということです。

 

本音を伝えたからといって、相手がすぐに変わるとは限りません。

それでも、

「自分は、何を分かってほしかったのか。」

そして、

「この人と、本当はどうなりたいのか。」

そこに立ち返ることで、次に伝える言葉が変わることがあります。

 

一人では気持ちを整理できないときは、誰かと一緒に見つめてみてもいい。

一緒に見つけていきましょ。

今日の話が、あなたの気持ちと、大切な人との関係を見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。